なぜシステム統合は遅れたか
- 2008/02/04(月) 14:17:36

両社のシステムの完全統合に随分、時間がかかるものだ。
私は旧東京三菱銀行の利用者だが、少し込み入った取引をしようと思って旧UFJ銀行の窓口に行くと、「こちらでは扱っていません」と言われてしまっていた。何とも中途半端な状況だっただけに、利用者の立場からすれば早期に完全統合を果たしほしい。
ところで、過去の銀行統合ではこの様な事態はなかった。統合した日からシステムの完全統合が行われていたはずだ。なぜこの二社の完全統合は遅れたのか。
この二社が合併した背景について「小説会計監査」(細野康弘)に実名こそは伏せられているものの、示唆に富む記述があった。
金融庁によるUFJ銀行に対する執拗な攻撃。そして、その背景には、当時の竹中平蔵金融相が、UFJ銀行をアメリカへ売り渡す思惑があったこと。
日経新聞にあった筆者へのインタビューによると、攻撃は事実、思惑は仮説とのことだ。いずれにしても相当なリアリティーを持って書かれている。
当時のニュースを検索してみると、「UFJ銀刑事告発 竹中氏「しっかり判断」」などという記事があった。(参照先)UFJ銀行が金融庁の検査を意図的に妨害して、金融庁が刑事告発を検討しているとのことだ。
「小説会計監査」によると、金融庁はUFJ銀行を不当な基準で検査したとのことだ。むしろ告発したかったのは、UFJ銀行の方だったのではないだろうか。「小説会計監査」が正しいとすれば、行政による主張を一方的に垂れ流してUFJ批判をした新聞社のあり方に疑問を感じざるをえない。
金融庁からの攻撃にさらされる中、やむを得なく緊急に合併の道を選んだ。その際、システム統合までは間に合わなかったということだろうか。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080203-00000001-fsi-bus_all
システム統合へ万全態勢 三菱東京UFJ銀、来週ATM一時休止
2月3日8時28分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
三菱東京UFJ銀行のシステム完全統合に向けた準備作業が本格化する。今月から2009年1月まで週末や休日に計12回、統合作業のため現金自動預払機(ATM)を一時休止するが、その1回目が9日夜〜11日朝に迫った。国内外に120兆円超の預金を抱える国内最大の三菱UFJフィナンシャル・グループでシステム障害が発生すれば、甚大な影響が及ぶだけに、今年最大の経営課題に万全の態勢で臨む考えだ。
同行は旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行のシステムが併存し、店舗などによって商品やサービスが異なっている。このため、ATMを一時的に止めて5月に旧東京三菱店を新システムに移行。旧UFJ店も7月から段階的に移行し、年内に完全統合する。畔柳(くろやなぎ)信雄頭取は「08年はシステム統合の責任を果たすことが最も大事」と強調する。
この統合に向け、2〜4月に全店リハーサルを実施。行員約7200人が一斉に端末を操作して仮想の取引を集中させ、新システムに通常を大きく上回る負荷を与えるなどテストを重ね、不測の事態にも備える。
ATMを止めている間、休止店舗に口座を持つ顧客は提携他行やコンビニのATMでも三菱東京UFJ銀のキャッシュカードが利用できなくなる。旧UFJ店の一部で9月12日夜〜16日朝に82時間休止するのが最長だ。
一方、システム統合により5月以降順次、商品やサービスが統一される。例えば、旧東京三菱の顧客は旧UFJと同様、一定の条件を満たせば他行ATMの時間外手数料が月3回まで無料になる。ただ、関西6府県と愛知県の旧UFJ店で提供しているATMで宝くじを購入できるサービスを5月に休止。再開は09年4月以降となり、不便になる場合もある。
同じグループの三菱UFJ信託銀行は、今年5月に銀行業務システムを完全統合するのに先立ち、1月4日に4店舗でシステムを先行統合した。その際、一部でトラブルが発生し、不安を残した。
三菱東京UFJ銀は当初、07年末のシステム完全統合を目指していたが、金融庁から懸念を示され1年延期した経緯がある。06年1月に合併、発足したグループ最大の懸案が正念場にさしかかっている。
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